宝くじのひとつ、スクラッチは手軽に楽しめる点で人気があります。
そこで、これから宝くじを買おうかと考えている方にもわかりやすいように、スクラッチの買い方と当選金の受け取り方を詳しく説明します。
目次
スクラッチの買い方
まずはスクラッチ宝くじの買い方をご紹介します。
スクラッチとは?
スクラッチは宝くじのひとつで、カードを削って出た絵柄に応じて当たり外れが決まるものです。
価格は1枚200円のものと300円のものとがあります。
スクラッチの種類はいくつかありますが、販売時期によって異なります。主なものとして、以下のような種類があります。
トリプルマッチ | A、B、Cの3つの枠を削り、そのうちどれかひとつでも一列に同じ絵柄が3つ出ると当たりです。出た絵柄に応じて当選金が異なります。 |
ラッキー3(さん) | 削る枠が6個あり、そのすべてを削って同じ絵柄が3個出れば当たりです。出た絵柄によって当選金が決まります。 |
ハッピーカウント | 9つの削る枠があり、そのすべてを削ります。指定された絵柄が4つ以上で当たりとなり、9つすべて指定された絵柄であれば1等となります。 |
トライアングルチャンス | 1段目に3個、その上の2段目に2個、さらに上の3段目に1個の削る枠があるタイプです。そのすべてを削り、左側か右側、あるいは中央のいずれかで同じ絵柄が3つ揃えば当たりです。出た絵柄に応じて当選金が決まります。 |
タテ・ヨコ・ナナメ | タテ3列ヨコ3行の合計9つの削る枠があるタイプです。どれでも1列あるいは1行の3つに同じ絵柄が出れば当たりとなります。絵柄に応じて当選金が異なります。 |
販売されるスクラッチがどの種類なのか、さらに1等や2等の当選金額や本数などはそれぞれ違います。
またテレビアニメとのコラボなど、子どもも楽しめるようなものがあります。
スクラッチ宝くじは購入において年齢制限がないので、子どもでも買うことができます。
ただし当選した場合には、未成年は当選金の受け取りはできません。
必ず保護者の方が受け取るようにしましょう。
スクラッチの仕組みと特徴
スクラッチはあらかじめ当選しているかどうかが、決まっている宝くじを購入するタイプとなります。
ただし当選しているかどうかは、削ってみないとわかりません。
スクラッチ宝くじはいくつかのバリエーションがありますが、いずれも仕組みは同じです。
削れる場所をすべて削り、その下に印刷された絵柄を確認するという方式になっています。
そのため、購入者は自分でスクラッチカードを選ぶわけではなく、購入する際はどのカードがもらえるのかはわかりません。
その意味では、完全に運任せの宝くじと言えるでしょう。
またスクラッチは印刷される枚数が決まっているので、すべてが売れれば完売となります。
販売所によって入荷する枚数が違うので、入荷数が少ない販売所で購入する場合には売り切れに注意が必要です。
スクラッチは削って絵柄を出すという楽しみもあります。
そのため、子どもでも楽しめるという点が大きな特徴と言えるでしょう。
スクラッチはいつ買える?
スクラッチは1年中販売しています。
ただし、販売開始の時期と販売期間、当選金に違いがあります。
たとえば6月17日から7月13日まで販売する「わんにゃんスクラッチ」は4つのエリアで販売する「ボックス宝くじ」のタイプで、一等は30万円、本数はエリアによって異なります。
またスクラッチの種類は「レンゾク3」という3つ絵柄が揃えば当たるタイプになっています。
あるいは6月24日から7月21日まで販売される「ワンピーススクラッチ」は一等が100万円で、スクラッチタイプは「トリプルマッチ」です。
いずれも1枚200円で購入できます。
スクラッチの当たりやすさ
スクラッチの当選確率などは販売される宝くじによって異なります。
そこでおおよその当たりやすさを検証してみましょう。
2020年2月に販売されたスクラッチの例で、当選金額とその当選確率を一例として挙げます。
当選金額 | 当選確率 | |
1等 | 500,000円 | 41,665分の1 |
2等 | 100,000円 | 12,500分の1 |
3等 | 10,000円 | 1,000分の1 |
4等 | 2,000円 | 100分の1 |
5等 | 1,000円 | 50分の1 |
6等 | 200円 | 10分の1 |
1枚200円を購入して得られる期待値は次のようになります。
500,000×1/41,665+100,000×1/12,500+10,000×1/1,000+2,000×1/100+1,000×1/50+200×1/10=90(円)
つまり200円で購入したスクラッチ宝くじからは、平均して90円が還付される計算になります。
スクラッチのおすすめの買い方
このスクラッチ宝くじを購入して得られる当選金は、平均すると購入額の半分以下ということになります。
これは購入枚数が多くなるほど影響を受ける確率です。
そこで少枚数ごとにスクラッチを購入し、購入金額に対して半分以上の当選金が出たらそこで終了させるという買い方がおすすめです。
なかなか当たらないからと買い増しを続けると、平均当選額は2分の1に近づいていきます。
ある程度のところで見切りをつけるのがよいでしょう。
スクラッチを買える場所
スクラッチを購入できるのは、指定された取り扱い販売所のみです。
スーパーや個人商店などでは購入できません。
また、ほかの宝くじのようにネットでは購入できないので注意しましょう。
スクラッチは、購入時において複数の種類が販売されていることがあります。
そこで、まずはどの種類のスクラッチを買うのかを決めておきましょう。
販売所でも取り扱っているスクラッチの内容を確認できます。
あとは購入するスクラッチと枚数を伝えれば、代金を支払ってその場で買えます。
当選金を受け取るには?
次に購入したスクラッチが当たった場合の当選金の受け取り方について説明します。
スクラッチの当たりを知る方法
スクラッチは購入したカードを削って、当たり外れを確認する仕組みになっています。
つまり、販売所で購入した時点ですぐに当たり外れを知ることができます。
もちろん購入枚数が非常に多い場合など、その場ですぐに削ることができない時には、一度持ち帰ってからじっくりと削って当たり外れを確認できます。
ただし当選金の引き換え期間は1年間と期限が決まっているので、その間に確認する必要があります。
当選金の支払い期限はスクラッチに記載されているので、必ず確認しておきましょう。
当たり外れを確認したあとは、販売所に当たりのカードを持ち込んで機械で再度確認をします。
外れカードも一応チェックしてもらうとよいかもしれません。
勘違いで外れたと思っても、当たっている可能性があるからです。
スクラッチの当選金を受け取る方法
次に、当たったスクラッチカードの当選金を受け取る方法を説明します。
宝くじの当選金を受け取る場合には、いくつかのルールがあります。
スクラッチもほかの宝くじと同様に、その当選金の金額に応じて受け取り方法が違います。
以下に当選金の金額ごとに受け取る方法を記載します。
10,000円以下
宝くじ売り場あるいはみずほ銀行の窓口で受け取れます
10,000円を超える場合
みずほ銀行の窓口で受け取りが可能です。
ただし、50,000円以下であれば「5万円マーク」がついている宝くじ売り場でも受け取ることができます。
500,000円以上の場合
高額な50万円を超える場合は、みずほ銀行の窓口でのみ当選金を受け取ることができます。
その際に必要なものとして、本人確認ができる身分証明書を用意しなければなりません。
さらに当選金が100万円を超える場合には、印鑑も必要です。
スクラッチの当選金に税金はかかる?
スクラッチ宝くじで当選した場合、その当選金額にかかわらず税金は発生しません。
そのため、確定申告で税務申告をする必要もないので安心です。
まとめ
スクラッチの宝くじは購入したその場で、当たり外れがわかるという手軽さがあります。
また、カードを削って絵柄を出すという楽しさもあるので、宝くじの初心者でも楽しめるのではないかと思います。
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