削って当たりを確認するスクラッチという宝くじはどのくらい当たりやすいのか、疑問に思うことはありませんか?
そこで今回はスクラッチの当選確率はどの程度なのか、そして購入した金額に対する還元率はどのくらいなのかを説明します。
スクラッチを購入する際の、戦略にも役立つと思いますので参考にしてください。
目次
スクラッチの当選確率

まずはスクラッチという宝くじがどの程度当たりやすいのか、その当選確率を説明します。
当選確率とは何か?
「当選確率」とは、販売される宝くじの本数に対する当たりくじの本数の割合のことです。
たとえば1,000本の宝くじのうち、当たりが10本であれば当たる確率は次のようになります。
10÷1,000×100=0.1(%)
スクラッチは1等がもっとも大きな当選金額となり、以下2等・3等・・・と続きます。何等まであるのかは、販売されるスクラッチによって違います。
当選金額が大きいほど当たりの本数は少なく、当選確率は低くなります。
スクラッチの当選確率の確認方法
スクラッチの当選確率の確認方法を説明します。
まず販売されるスクラッチの総数を調べて、当選金額ごとの当たり本数に対して販売総数を割ります。
販売総数は販売されるスクラッチごとに違いますが、どのようにして確認すればよいのでしょうか。
実は宝くじの公式サイトには、スクラッチの販売総数が記載されていません。
アナウンスも販売終了後の報告なども、一切ないというのが実情です。
それではスクラッチの当選確率を計算する方法がないのかというと、そうでもありません。
正確な数字を出すのは難しいのですが、かなり近い数字なら算出できます。
というのも、宝くじの売上げの内訳というものが、総務省から発表されているからです。
宝くじの売上げに対して、当選者に支払われる金額の割合が「46.9%」と記されています。
この数字を利用すれば、スクラッチの当選確率を計算できます。
スクラッチの当選確率を計算する
例として、2020年6月24日から7月21日まで販売される「ワンピーススクラッチ」で当選確率を計算してみます。
このスクラッチの販売価格は1枚200円、当選金とそれぞれの本数は以下のようになっています。
当選金 | 当選本数 | |
1等 | 1,000,000円 | 20本 |
2等 | 100,000円 | 400本 |
3等 | 10,000円 | 7,000本 |
4等 | 1,000円 | 20,000本 |
5等 | 200円 | 200,000本 |
当たりくじの総数は227,420本です。
次に当選金の総額を計算します。
1,000,000×20+100,000×400+10,000×7,000+1,000×20,000+200×200,000=190,000,000(円)
スクラッチの売上げに対する当選者への支払い割合は46.9%なので、売上げは次の計算で算出できます。
190,000,000÷46.9%=(約)405,117,270(円)
1枚あたり200円で販売しているので、販売総数は以下の計算式で出せます。
405,117,270÷200=(約)2,025,589(枚)
この枚数からそれぞれの当選金額の当選確率を計算すると、次のようになります。
1等=20÷2,025,589×100=(約)0.00099%
これはおよそ、10万分の1の確率ということになります。
同じように計算すると、2等以下の当選確率は次のとおりです。
- 2等:0.02%
- 3等:0.35%
- 4等:1.0%
- 5等:9.9%
1番当選金額が少ない5等は、ほぼ10本に1本の割合で当たる計算になります。
当選確率から考える当たりやすいスクラッチとは?
上記の当選確率を計算する際には、1等の当選金額が大きなスクラッチを参考にしました。
当選金額が大きいということは、それだけ当たる確率も低くなるということです。
それでは手堅く当たりやすいスクラッチを購入するのであれば、どのようなものを選べばよいのでしょうか。
その答えは、「できる限り当選金額が小さいもの」です。
たとえば2020年6月10日から7月7日まで販売される「宝探しスクラッチ」の場合、当選金とその本数は次のようになっています。
当選金 | 当選本数 | |
1等 | 10,000円 | 3,200本 |
2等 | 1,000円 | 128,000本 |
3等 | 100円 | 400,000本 |
これを先ほどのように計算して当選確率を算出すると、以下のようになります。
- 1等:0.075%
- 2等:3%
- 3等:9.4%
1等こそ桁数は違うものの、まだまだ当たる可能性はかなり低く感じます。
しかし、その次に大きな当選金の当たる確率はかなり高くなっています。
2等は100枚購入すれば3枚は当たる計算です。
1等が当たる確率は相当低いので、現実的に当たりそうな当選金額の当選確率が高いスクラッチを購入したほうが、当たりやすいと考えてよいでしょう。
もっとも2等を当てるためには平均すると33枚のスクラッチを買わなければならないので、200×33=6,600(円)が必要です。
6,600円を出して平均1,000円の当選金をもらうのでは、割が合いません。
その点も踏まえて、どのように購入すればよいのか考える必要はありそうです。
スクラッチの還元率

続いてスクラッチの還元率について説明します。
還元率とは何か?
還元率とは、いくらの出費に対していくらのリターンがあるのか、その割合のことです。
たとえば100円を出費して100円が戻るとしたら、還元率は100%となります。
宝くじの場合、先に説明しましたが当選金を支払う割合は売上げに対して、平均で46.9%となっています。
つまり、購入金額に対して平均すると半分も戻らない計算です。
スクラッチの還元率は異なる可能性も
例として先にスクラッチの当選確率を計算しましたが、これはあくまでも平均的な還元率をもとにして算出した数字です。
実際には、どのくらいのスクラッチが販売されているのかはわかりません。
スクラッチは、その種類によって当選金も当選本数も違います。
そして販売総数も違う可能性がありますし、還元率も異なることも考えられます。
とはいっても、一般的に宝くじの還元率は50%を超えることはありません。
その理由は、「当せん金付証票法」の第5条において、「払戻金は発売金額の100分の50以内」と定められているからです。
目安としては、先にご紹介した宝くじ還元率の実績である46.9%と考えてよいでしょう。
さらに詳しい還元率の考え方
もう一歩踏み込んで、還元率について考えてみましょう。
「宝探しスクラッチ」を例に、それぞれの当選金の還元率を計算します。
計算方法は、当選確率から逆算して当たりを出すために必要な購入金額と、それに対する当選金の割合です。
計算結果は次のようになります。
- 1等:3.75%
- 2等:15%
- 3等:4.7%
こうしてみると、実は2等がもっとも還元率が高いことがわかります。
このように当選金額が高いほうが、還元率の高いスクラッチは狙い目と言えそうです。
まとめ
スクラッチの当選確率は当選金額によって異なります。
当選金が大きくなるほど、当たる確率は当然ながら低くなります。
おおきく捉えてスクラッチを購入した場合、たとえば200円を投じると平均して46.9%である93.8円の当選金を受け取ると考えてよいでしょう。
つまりスクラッチを買い続けている人は、平均してこの金額に満たなければ、まだ当たりが出る可能性はあると考えられます。
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