5つのレースすべての1着を当てるWIN5ですが、時に高額な払戻金となることでも人気があります。
ではWIN5の当選確率はどの程度なのか、気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで還元率も含めて、WIN5の当選確率について説明します。
目次
WIN5が当たる確率はどれくらい?
WIN5は5つのレース、それぞれの1着を予想する競馬投票券です。
5つのレースそれぞれの出走馬の数は異なりますが、最大で18頭となります。
WIN5の単純な当選確率
最大18頭立てとなる5つのレースで当たる確率は、18の5乗分の1=1,889,568分の1です。
仮に5つのレースすべてが15頭によるものであれば、15の5乗分の1=759,375分の1となります。
18頭立てよりもかなり高い確率となりますが、それでも約76万分の1ということは、76万回購入すれば1回当たる計算です。
ただしこれは単純に、1着の予想を無作為に行った場合の確率となります。
それぞれのレースにおいて、人気の高い馬に絞って選べば確率はさらに高まると考えられます。
人気の高い馬に絞った場合の当選確率
たとえば過去のレースにおける人気と勝率のデータをみてみると、次のようになっています。
1番人気 | 32.8% |
2番人気 | 19.0% |
3番人気 | 13.3% |
4番人気 | 9.2% |
5番人気 | 7.5% |
6番人気 | 5.5% |
7番人気 | 3.8% |
1番から3番人気までの勝率は、合計60%を超えることがわかります。
つまり、それぞれのレースにおける3番人気までの馬すべての組み合わせでWIN5を購入すれば、高い確率で当たると考えられるというわけです。
ちなみに3番人気までの馬すべての組合せは、3の5乗=243となるので、24,300円で購入することになります。
当たる確率は60%の5乗で約7.78%です。
つまり13回の購入で1回当たる確率と言えます。
投入金額は24,300×13=315,900円なので、それ以上の払戻金が得られれば収支はプラスとなります。
他のくじと比べて当たりやすい?
ここからは単純に、ひとつの組合せを選んでWIN5を購入した場合の、当たる確率について考えてみましょう。
特に競馬の初心者にとっては、どのような組合せにすればよいのかわからないと思います。
WIN5の当選確率は出頭馬数によって変わりますが、18頭立てによるレースの1,889,568分の1という当選確率をもとに、ほかの宝くじとの比較をしてみます。
ジャンボ宝くじと比較
まず高額当選金が人気のジャンボ宝くじとの比較です。
2020年5月8日から6月5日に販売された「ドリームジャンボ宝くじ」は、1等3億円の当たる確率は1,000万分の1です。
これはWIN5よりも5倍以上当てるのが難しい数値となります。
WIN5の当選金は当たりの数によって変わり、最大で6億円です。
ただし過去の最高金額は4億7180万9030円であり、2020年の最高金額は2月2日の4億3390万7040円となっています。
ロト7と比較
次にロト7と比較してみましょう。
ロト7は1から37までの数字から7つを選び、そのすべてが抽選によって選ばれた数字と一致すれば1等が当たります。
その当選確率は、まず選ぶ数字の組み合わせが何通りあるのかを計算します。
(37×36×35×34×33×32×31)÷(7×6×5×4×3×2×1)=10,295,472
そして当選するのはこの中の1つのみなので、ロト7の当選確率は、10,295,472分の1ということになります。
つまりWIN5よりも5倍以上当たりにくいことがわかります。
ロト7の見込み当選金額は4億円、WIN5は最高で4億円(理論的には最大6億円)なので、当選確率から考えるとWIN5のほうが有利であると言えます。
WIN5の還元率
WIN5の還元率を実際に計算してみましょう。
還元率とは、投じたお金に対して平均でどのくらいの割合が払い戻されるのか?という数値です。
2020年6月7日の安田記念ほかのレースをみてみましょう。
発売金額は8億3,339万9,500円です。
対して払戻金は2,333万5,180円で的中票数は25票なので、還元率は「23335180×25÷833399500×100=70(%)」となります。
つまりWIN5の還元率は70%ということです。
これはほかのレースで計算しても、同じ70%という数値になります。
まとめ
高額払戻金が魅力のWIN5ですが、実はその当選確率はジャンボ宝くじやロト7などよりも有利な数値となっていることがわかります。
出走馬に関するデータなどを加味すれば、さらに当選確率は高まると考えられます。
また還元率もジャンボ宝くじが50%以下であることに対して70%と、こちらも有利な条件になっています。
高額払戻金を狙おうという方は、WIN5を購入してみてはいかがでしょうか。
最近のコメント