日本で買える宝くじの種類

日本の宝くじ

日本で販売されている宝くじには、いくつかの種類があります。

今回は組や番号が印刷されているタイプの宝くじの中で、特に有名なものをご紹介します。

どういった違いがあるか知りたい人は、参考にしてみてください。

ジャンボ宝くじ

当選金額の大きさで有名な宝くじです。全国で年に5回販売されるのが特徴となっています。

人生で一度は買ったことある人がほとんどだと思います。

「夢を買う」と言われる宝くじですね。

ジャンボ宝くじの仕組み

ジャンボ宝くじの大きな特徴は、1等の当選金額の大きさとユニット制による販売方式です。

まず当選金額ですが、2019年の年末ジャンボ宝くじの1等は7億円でした。

そして1等の前後賞がそれぞれ1億5,000万円なので、そのすべてが当たれば総額10億円という当選金額になります。

ジャンボ宝くじのユニット制とは

ジャンボ宝くじは1ユニットで1等が1本当たるようになっています。

2019年の年末ジャンボ宝くじは1ユニット2,000万枚が23ユニット販売されたので、1等は23本ということになります。

年末ジャンボ宝くじの場合、

  • 100000番から199999番までの10万枚を1組
  • 01組から200組までの2,000万枚が1ユニット

となっています。

そしてその200組の中からひとつの番号が、さらに100000番から199999番の中からひとつの番号が選ばれて1等が決まる仕組みです。

ジャンボ宝くじは売れ残りや増刷がある

ジャンボ宝くじは販売前にユニット数が告知されますが、販売数ぴったりで売り切れということはありません。

もし販売数に対して購入数が多ければ、ユニットを追加して宝くじを増刷します。

逆に販売したものの、すべてを売り切ることができなければ残りの宝くじは処分されます。

処分された宝くじのなかにも当選番号がある可能性はありますが、すでに購入した人にとっては関係のない話です。

売れ残りの宝くじがあったとしても、当選確率が変わるわけではないので心配ありません。

ジャンボ宝くじの種類は5つ

ジャンボ宝くじは年に5回販売されています。

つまり、次の5種類があるということです。

名称 1等賞金
バレンタインジャンボ宝くじ 2億円
ドリームジャンボ宝くじ 3億円
サマージャンボ宝くじ 5億円
ハロウィンジャンボ宝くじ 3億円
年末ジャンボ宝くじ 7億円

バレンタインジャンボ宝くじは、2020年に関して「東京2020協賛ジャンボ」と名称が変わりました。

どの宝くじであっても、1等が全て億超えをするわけです。

ジャンボ宝くじの特徴

ジャンボ宝くじの大きな特徴は、なんといってもその賞金の大きさです。

まさに夢を買うという表現がぴったりだと思います。

当選確率は非常に低いものの、購入者の誰かが当たるものなので、誰にでも1等が当たる可能性があります。

夢を購入するという意味でも、これまで宝くじを買ったことがない方にもおすすめです。

全国通常宝くじ

ジャンボ宝くじと同様に組と番号が印刷された宝くじを購入し、当たりの番号であれば当選金がもらえます。

ジャンボ宝くじと違うのは、増刷されずに売り切れるという点です。

全国通常宝くじの仕組み

全国通常宝くじの仕組みはジャンボ宝くじと似ています。購入した宝くじに印刷されている組と番号が当たれば、当選金がもらえます。

ジャンボ宝くじとの違いは、増刷されないことです。販売数が決まっているので、完売すれば購入はできません。

またジャンボ宝くじよりも1等の当選金額が小さいことも違いのひとつとなります。

たとえば2020年6月24日から7月17日に販売される「幸運の女神くじ」は、1等が1億円で前後賞が2,500万円となっています。

価格は1枚200円、1ユニット1,000万枚を4ユニット販売します。

全国通常宝くじの特徴

もっとも大きな特徴は、ジャンボ宝くじよりも販売額が安いということです。

1枚300円のジャンボ宝くじは10枚買えば3,000円になります。

しかし、全国通常宝くじであれば、2,000円で10枚購入できます。

手軽に宝くじを楽しみたいという方には、この全国通常宝くじのほうがおすすめかもしれません。

ブロック宝くじ

ジャンボ宝くじや全国通常宝くじのように全国で同一条件にて販売される「全国自治宝くじ」とは異なり、各都道府県を4つのブロックに分けて販売される宝くじです。

ブロックごとに発売額や賞金の条件などが異なるのが特徴です。

ブロック宝くじの具体的な内容

ブロック宝くじは販売されるブロックによって、細かな内容が異なります。

2019年9月に販売された「お月見くじ」を例に、その違いを見てみます。

1等賞金は4,000万円、前後賞が各500万円というのは共通しています。

東京都 1等が1本、十五夜賞が10万円で250本
関東・中部・東北 1等が2本、十五夜賞が7万円で500本
近畿 1等が1本、十五夜賞が2万円で150本
西日本 1等が1本、十五夜賞が7万円で300本

このように特別賞となる「十五夜賞」の賞金や、本数がかなり違うことがわかります。

お月見宝くじは1枚200円で販売されましたが、ユニット制ではないので1等の本数はブロックごとに販売されるすべての宝くじの中の本数ということになります。

そのため、販売数すべてが売れない場合、1等の当選者が出ない可能性もあると考えてよいでしょう。

ブロック宝くじの特徴

ブロック宝くじの大きな特徴は、販売するブロック(エリア)によって当選確率が異なることでしょう。

たとえば令和元年12月25日から令和2年1月14日に販売された「初夢宝くじ」のブロックごとの販売額と1等の本数は以下のようになっています。

東京都 1等は1本。販売額は10億円(50組 500万枚)
関東・中部・東北 1等は3本。販売額は40億円(200組 2,000万枚)
近畿 1等は1本。販売額は12億円(60組 600万枚)
西日本 1等は1本。販売額は15億円(75組 750万枚)

こうして見ると、1等の当選確率はわずかですが東京都が1番高いことがわかります。

ただし2等以下の本数や特別賞の金額・本数も異なり、賞金が少なくても当選確率が高いというブロック(エリア)もあります

一概にはどのブロックが有利とは言えないのも、このブロック宝くじの特徴と言えるでしょう。

まとめ

組と番号が印刷されたタイプの宝くじにも、いろんなタイプのものがあるとわかります。

それぞれ違った魅力があるので、大きく当ててみたい人や手堅く高い確率で当てたい人などそれぞれに合った宝くじを購入してみてはいかがでしょうか。